月別アーカイブ: 2014年6月

全国4地裁での期日を終えました

5月26日の東京第3回期日に引き続き、28日広島第3回期日、6月9日福岡第2回期日、11日名古屋第2回期日と、全国4地裁の期日を立て続けに終えました。

今回は、原告側から準備書面(1)の提出と釈明を行いました。

準備書面は、給費制がどのようにして誕生したのかを主に書いています。具体的には、次のとおりです。まず、戦前は法曹三者のうち弁護士のみ給費を受けられず、かつ、司法権の独立がしっかり守られていなかったため、弁護士や司法全体が人権弾圧を防ぐことができませんでした。そして、戦後は、その反省を踏まえて、国民の人権を擁護するために司法権の独立が保障され、弁護士も国家作用である司法を担う者であることから法曹三者で同一の修習を受けることになりました(統一修習制度)。その際に、法曹三者に給費が支給されることとなったのです。

また、国は2月下旬に出した準備書面において、「修習は臨床教育課程にすぎない」などというフレーズを繰り返し主張していました。しかし、「臨床教育課程」という言葉がどういうものを指しているかは極めて曖昧です。また、同様に国のいう「給与」という言葉も多義的で曖昧です。今後私たちが主張を展開していくにあたり、国のいうこれらの言葉の意味を明らかにしておく必要があります。そこで、今回、私たちは国に釈明を行いました。

しかし、名古屋訴訟では、国は「釈明には答えられない。まずは原告が主張を尽くすべきである」との回答をしました。名古屋では喧嘩ぎみになったようですが、やはり、よくわからない言葉は国の方で明らかにしてもらわないと、訴訟審理がかえって遅滞してしまいます。

色々問題が増えてきましたが、今後も訴訟団はがんばっていきます!

 

(ブータ)

 

 

東京第3回期日のご報告

しばらく投稿できずにおりすみません。
5月26日にあった東京の第3回期日の報告を致します。
4月から裁判長が変わりました。新しい平田裁判長は「平田です。期は39期です。よろしくお願いします。」とおっしゃっていました。期を名乗るのは異例のことであり、平田裁判長はこの裁判の意義を理解してくださっているのだなと嬉しく思いました。
裁判長交代に伴い、弁論の更新が行われました。
この機会を活用して、原告側からはこれまでの弁論の要旨について陳述しました。担当した原告の和田さんは、公益のために頑張る弁護士を目指し、晴れて司法試験に合格できたが、貸与金等の返済のことを考えると修習中の学習について意欲が減退しそうになったり、弁護士になってからも金銭面の不安を抱えて仕事をしなければならないと語りました。
次に、今回提出した原告第一準備書面の要旨を種田弁護士が陳述しました。
第一準備書面を陳述した後、次回の主張の予定について若干やりとりがありました。
今回は傍聴席が6割程度しか埋まらず、やや寂しい状態でしたが、直前に行った法廷前でのビラ配りでビラを受け取った弁護士が来てくださったり、引き続き学生が傍聴に来てくれたりと、嬉しいこともありました。
新しい平田裁判長にこの裁判の意義を感じてもらうためにも、今後は傍聴席をいっぱいにすることが課題だと感じています。
終了後には、報告集会、その後、シンポジウムを開催しました。
シンポジウムは、様々な分野で活動する訴訟団メンバーから報告を行い、弁護士の公益性のいったんを感じてもらおうという企画でした。サラ金問題、ブラック企業被害対策、奨学金問題などを取り上げました。
今後も有意義な企画を用意していきますので、期日だけでなくその後のシンポジウムにもぜひご参加ください!!
(ブータ)