月別アーカイブ: 2013年3月

検討会議中間とりまとめと今後の予定

昨日午後、第11回検討会議で、「中間的取りまとめ(案)」が発表されました。
法務省のHPから見ることができます。
http://www.moj.go.jp/content/000109442.pdf
給費制との関係では第3の1(3)10頁から11頁に記載があります。 給費制だけちょっと内容が薄いというか、トーンが控えめなかんじがしないでもない内容です。

これまでの10回に及ぶ検討会議の議論状況をふまえ、座長が取りまとめた「案」ですが、これからあまり大きな変更はないまま、4月9日の「中間的取りまとめ」が完成するものと予想されます。

予想される今後のスケジュールは、
1.3月27日「中間的取りまとめ(案)」発表
2.4月9日  第12回検討会議
「中間的取りまとめ」の最終的な詰め
3.4月中旬頃~5月初旬? パブコメ
4.~6月末頃? 「最終取りまとめ」
5.~8月2日 閣僚会議が「一定の結論」を示す。
ということになりそうです。

ひとまず、パブコメを色々な人に書いてもらう必要がありますね!がんばりましょう。

 

(ブータ)

もうすぐパブコメが始まります!

4月半ばから、これまでの法曹養成制度検討会議の議論に対して、広く国民の意見を募集するパブリックコメントが実施されます。これは誰でも参加できるものなので、ぜひみなさん「貸与制は困る」とか「引っ越し代や住居費を出せ」などの意見を書いて送りましょう♪どんな方法でやるのかは4月9日までに発表される予定なので、発表されたらこのブログかホームページのトップ画面に載せますね。

一般に、パブリックコメントは多く行われているようですが、100以上集まれば多い方らしいです。

たくさん集めて検討会議にインパクトを与えたいですね。

また進展がありましたら、ブログに載せます。

(ブータ)

宮崎日日新聞の記事

先日、宮崎日日新聞という、宮崎県の地元新聞が司法制度に関する記事を書いてくれました。

この記事にあるように、弁護士の仕事はあまり魅力のないものになってきているのかもしれません。

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=52345&catid=506&blogid=16

話は変わりますが、修習中に行った宮崎の裁判所はとても南国情緒がただよっていて、良かったです。

 

(ブータ)

 

 

 

 

 

 

 

 

学部生の方の話

先日、まだ大学2年生の方のお話を聞く機会を得ました。

私が大学生だった頃(8年前)とは随分様子が違っていて驚いたので、その内容を書きます。

今の学部生は、ロースクールに行かないようにするために、早いうちから予備試験の勉強を始めたり、大学の課題を減らそうとしているそうです。

大学1年生から予備試験の勉強をするために予備校に通っている人も珍しくないようです。私は早稲田大学法学部(旧司法試験の受験者数が一番多い大学でした。)を出ていますが、私が学生の頃は、1年生から予備校に通う人はだいぶ少なかったです。それが今では、1年生から予備校に通い、勉強に集中している人も多くいるそうです。自主ゼミではなく、予備校で勉強する理由は、予備試験は一般教養から多く出題され、範囲が広いため、予備校の力を借りないと勉強が終わらないからとのことです。

予備試験に本腰を入れるとなると、どうしても大学の授業との両立が問題になります。そのため、最近の学部生はなるべく大学の授業の負担を減らすために、楽な授業をとったりしているようです。中には、いわゆる偏差値の高い大学に行くと、課題が多く、周りも優秀で単位をとるのに気を抜けず、予備試験に集中できないため、あえて偏差値がそれほど高くない大学に行き、効率よく単位を取って予備試験に集中するのが賢い手段だという考えもあるようです。

そうまでしてロースクールに行きたくない理由は、お金と時間がかかるためです。学部生の間では、ロースクールに行くことは「禁錮2年、罰金300万円」と言われているそうです。

何だか、大学の教育や、ロースクールの存在などがしっかり機能していないように感じました。その背景には、お金の問題があることは言うまでもありません。

 

(ブータ)

給費制の意義

先日、大物の先生と給費制問題で懇談する機会を得ました。

その先生は「給費制の問題を論じるにあたり、修習生の生活苦や就職難を主張するべきではない。問題の本質は、法律家の公益性にあるというべきだ」とおっしゃっていました。

その理由は、一般の人も生活苦や就職難で困っている世の中だから、修習生の生活苦や就職難を引き合いに出しても、国民の共感は得られないからということでした。また、修習生の状況を主張しても、内向きの議論になってしまうとのことでした。

その先生は、生活苦と就職難を出してはいけないと述べていました。

しかし、私の個人的な意見としては、生活苦や就職難によって、貸与制のもとで修習を受けた新人弁護士がお金になる事件ばかりを受けるようになり、公益的な仕事にかかわらなくなるおそれがあるのではないかと思います。その先生もその点については否定はしませんでした。主張の仕方の問題のようです。

法曹のあり方について、色々と考えさせられました。

 

(ぶーた)

提訴延期の理由

しばらく更新できておらずすみません。われわれ新人弁護士も仕事が増え、忙しくなって参りました。

先日、この訴訟の延期を会議で決定しました。とても悔しく、やりきれない気持ちはありますが、この延期を機会にして、もっと準備をしていこうと思います!

提訴の延期は色々あるのですが、一番の理由は、1月末の検討会議の議論をはじめとする政治情勢です。

当初、私たちは12月20日の一斉登録日に提訴をしようと考えていました。しかし、法曹養成制度検討会議にアプローチをして給費制復活を求めるべきであるとの意見があり、法曹養成制度検討会議で一定の結論が出てから提訴をすることにしようと決めました。

1月30日の法曹養成制度検討会議で一定の結論が出るという話でした。同会議ではおそらく貸与制でいくという話になるので、その結論を待ってから提訴をしようと考えていました。

しかし、検討会議では、貸与制を前提とした上で、修習生間の不公平を是正するのに必要な措置を検討する方向性をとるという、あいまいな議論がなされてしまいました。この議論は、貸与制を前提としている点でよくないのですが、今後の後輩のために、少額であっても「必要な措置」を獲得する必要はあります。とれるものはとっておきたいですから。

・・・私たちはとても悩みました。

検討会議の決定が貸与制を前提とするものであることはほぼ確実なので、私たちは提訴をすることを決めました。一時機は3月6日に提訴することにしていました。

しかし、提訴はやはり過激な手段です。提訴によって、運動を硬直化させ、上記の「必要な措置」の検討に悪影響が及ぶのはよくないとの意見がありました。

また、法曹養成制度検討会議のパブリックコメントの実施が延期されました。私たちは訴訟の宣伝とあわせてパブリックコメントを周囲の人に書いてもらうことを計画していたため、この延期によって、早期に訴訟を提起する必要性が薄れました。

こういった情勢から、3月6日に提訴するのは、運動との関係でベストではないと判断しました。せっかく多くの原告と代理人が集まってくれた以上、私たちは最前を尽くしてたたかいたいと考えたのです。

今後はよりよい時期を探りつつ、提訴の準備をすすめていきたいと思います。長文ですみませんでした。

 

(ブータ)