月別アーカイブ: 2013年6月

訴額のこと

今、訴状の作成が大詰めの段階まで来ています。当初に比べて、かなりいい内容の訴状になりました!7月6日の全員ミーティングで訴状を公表します。

先日は、訴額をいくらにするかで議論になりました。

今までは、「私たちはお金目当てで訴訟を提起するのではない!未来の司法制度や後輩のために訴訟をするのだ!」ということをアピールするために、あえて訴額を1円にしようとしていました。

でも、一部の先輩からは1円は軽すぎて裁判官に適当にあしらわれるとか、何だか軽いイメージ(!?)がするとか言われることもあります。

なかなか難しい問題ですね^^;

ある原告の方は「私たちは1円すら与えられなかった。1円でも私たちにとって尊い」ということを言ってくれました。私はその通りだなと感じました。

 

(ブータ)

検討会議でのやりとり

噂によると、6月6日の法曹養成制度検討会議では、給費制復活を求めるパブコメの数が多かったことが話題に上がったようです。

でも、佐々木座長はこの話題になるのを好んでおらず、すぐに受験資格を付与するまでの過程の短縮の議論に持っていきたがっていた模様です。

確かに、ロースクールまで通うという今の制度では、時間がかかります。「飛び級でローに入学」+「既習コース」+「1回目で司法試験合格」の最短コースでも修習にいくまでの5年半かかってしまいます。

でも、お金がないことを理由に諦めている人もたくさんいるわけですから、時間だけでなく、お金の問題も大事にしてほしいなと思います。

 

(ブータ)

 

明るい兆し?

パブコメが法曹養成制度検討会議に軽くあしらわれて凹んでいましたが、

先日の日弁連とビギナーズの院内集会には多くの議員に参加していただき、

ちょっと明るい気持ちになってきました。

まだまだ給費制のことを知らない1年生議員も多くいらっしゃいますので、給費制の大切さを伝えていこうかと思います。

もちろん、訴状も作成中です!週末に訴状案の読み合わせをしました!

 

(ブータ)

パブコメ取りまとめ案

先日の検討会議で、佐々木座長がパブリックコメントの取りまとめ案を提出しました。

パブコメは約3000通あつまり、うち約2400通は給費制に関するものでした。給費制に関するパブコメの多くは、給費制復活を求めるものだったようです。

しかし、座長の取りまとめ案は、次のような内容でした。

・貸与制を前提とする

・引っ越し費用を支給する。和光の寮の抽選について、遠方の人に配慮をする

・修習専念義務を緩和する

なんと、前回の記事で書いた馬鹿げた内容が現実になってしまいました。修習専念義務を緩和して5時以降にアルバイトをできるようにしても、修習生は結局、就職活動や勉強会で忙しく、アルバイトなどとくにできません。ひいては修習の効果が上げられなくなるおそれがあります。

パブコメでは給費制に戻せという意見が多くあったはずなのに、それを取りまとめ案に全く反映させず、代わりに、ほとんど支持のない修習専念義務の緩和を持ち出すというのは、どういう神経なのでしょうか?

ひさびさに怒りにふるえました。

(ブータ)