どうやら司法試験の制度が変わるようです(法務大臣の3月4日記者会見の概要http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00513.html)。
・短答式試験を7科目(憲法、民法、刑法、会社法、民事訴訟法、刑事訴訟法、行政法)から3科目(憲法、民法、刑法のみ)に減らす
・受験回数の制限を3回から5回に増やす
前者の目的は短答式試験の負担を減らして未習者が受かりやすくすること、後者の目的は受け控えの人が毎年2割程度いるので受験生の負担を減らすことだそうです。
しかし、短答式試験での民事訴訟法や刑事訴訟法の勉強は実務に出てからけっこう役に立ちました。
また、回数制限を無くしても、5回も試験を受けられる(5年間も受験生を続けられる)ほど経済的余裕のある人は少ないでしょう。
果たしてこの制度変更は意味があるのでしょうか。気になるところです。
(ブータ)