同期で、事務所を出て独立した人が手記を書いてくれたので、載せます。
私は9月に事務所を体調不良により退職し、就職先を探しましたがどこもいっぱいでやむを得ず11月に独立しました。独立してひとつき目、三万円しか稼げていません。
前の事務所で貯めた預金も登録替え費用十万と月会費五万で全て底を尽きました。
家族の支援で何とか食いつないでいますが、これで将来生活できるのでしょうか。
今のところ弁護士会に支払う会費すら稼げません。
弁護士でありながら、家族からの援助を受けながら生活せざるを得ない。本当に情けない限りです。
今、弁護士廃業も本気で考えています。
弁護士は儲かると言われていますが、それはあくまでも顧客層のある中堅であり、独立した若手には その顧客層すらなく、生活する最低資金すらありません。
月三万円しか稼げないなんて、バイト以下の生活です。
普通に社会人している方がまともな生活を送れます。
今、弁護士業界は、若手に厳しい社会となっています。
こんな状況では公益活動なんてとてもできません。
する資力も余裕もないです。 自分は公益活動をして市民の皆さんのお役に立ちたいと思っていたのに、本当に情けない限りです。
法科大学院や修習で奨学金も1000万円抱えており、奨学金は親に援助して頂いていますが、5年後貸与金を本当に返済できるか、不安です。
今弁護士業界は人数大増員で不景気であり、どこも就職口はなく、 今後さらに収入も減ることを考えると、5年後に私は自己破産しているのではないかと思います。